忍者ブログ

+dilagare+プチオンリー主催中。

女性向き(BL等)、腐女子向け。『家庭教師ヒットマンREBORN!』の二次創作が中心です。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • 2024/05/19/07:31

かんた様から頂きました!

「F-16」のかんたさんから頂いちゃいました!!(強奪とも言う)・・・丁寧にお願いして頂きましたとも!多分。

流石かんたさん!萌え所を解ってらっしゃる!!
パラレルの素敵コロツナ子ですよv。

少々エッチな場面が入りますので、お気を付けくださいvv。

拍手









 ラッシュアワー





日本の電車は精密だ。

特に『時間』に。

規則正しく駅に到着しては客を降ろし、そして、また新たな客を乗せて駅を出る。
時間に正確なそれを目当てに朝になれば通勤、通学ラッシュが起きるのだが、電車利用人数は半端な数ではない。
首都内の駅ともなれば毎日、何万人、時に何十万人もの沢山の人でごった返す。
かくいう小さな町である並盛町の駅でさえ、早朝は小さな駅が人で溢れかえるのだが、その並盛駅から首都圏へ向けて朝八時五十三分に発車した電車の中で沢田ツナ、並盛高校二年生はラッシュと戦っていた。
車内は通学ラッシュの為、ツナと同じ制服を着た者達で溢れかえっている・・・が、むしろドアは開いた瞬間に人が押し出されそうな程の混み具合。
沢田ツナはと言えば、平均身長よりも少し小さな背に、細い体、とても体格には恵まれているとは言えないのだが、必死に足を踏ん張り鞄を胸に抱え、押し潰される度にウッ、だのムグッだの声が漏らしながらも頑張っていた。

が、その時ツナに救世主が現れた。

ツナの正面に立って居た帽子を被った男性がツナをドア側に引っ張り、他の乗客にツナが押し潰されないように逞しい腕でドアに手をついて僅かなスペースを作ってツナを守ってくれたのだ。
「よぉ、相変わらずチビだなコラ」
「あれ?コロネロ?どうしたの、こんな所で・・・?」
あわや車に引かれた蛙の如くペッチャンになりそうだったツナの救世主はツナの知り合いのコロネロであった。
コロネロはツナの幼馴染で、ツナの七つ歳上。
昔は近所に住んでいたものの、大学を卒業し働き出したコロネロ。
余り顔を合わすことも無くなった幼馴染のいきなりの登場にツナは驚いたが、それと同時に昔と変わらず自分が困った時に助けてくれるヒーローの様な、兄の様な存在であるコロネロの登場に安堵し息をゆっくりと吐いた。
「昨日は実家に泊まったんだ。これから出社だが、スーツじゃなくて良かったぜコラ・・・」
コロネロは現在IT企業に勤め、ハッカー対策だかなんだかのプログラミングをしており、個人、個人に仕事用の端末ブースが与えられ、仕事着も個人の自由と言った、とても良い会社に勤めているとは知っていたので、コロネロが私服で通勤しても特に気にはしなかったが、コロネロが着ている服はTシャツの上からカーキのシャツを羽織り、黒のカーゴパンツ、キャップを目深に被っているラフな格好なので実年齢よりも若く見え、ツナは思わずニンマリと笑ってしまった。
「・・・何笑ってんだコラ・・・」
「いや、コロネロはスーツよりもそういう格好の方が似合ってるなあって」
「バカ、俺はこれでもスーツ似合うんだぞ」
「知ってるよ、入社式の時の写真、うちにあるもん」
「まだ飾ってんのか、さっさと剥がせコラ」
コロネロが今の会社への入社の日、一枚だけ撮った写真がツナの部屋に飾られていた。
コロネロは日本国籍なのだが血筋はイタリア系で、金色の髪、青い目、恵まれた体躯の所為で幼少の頃はよくからかわれた。
その為か思春期は素行が悪く、進学、就職も危ぶまれていたのだが、ツナがコロネロに言った何気ない一言でコロネロは改心、そして進学、就職と正しい道へと進む事になり、そのきっかけになったお礼を込めて、コロネロは一枚だけ写真を撮ってツナに贈ったのだ。
そしてその写真は今も大事にツナの部屋に飾られている。
「実家に戻ってるなら、たまには家にも顔出しなよ、母さんもコロネロ君は元気かしら~とかいつも俺に聞いて来るんだから」
「ん~、まあそのうちな・・・」
「そのうち、そのうちって、いつも口だけじゃん。・・・仕事、そんなに忙しいの?」
「いや、仕事はそうでも無いんだが親父さんがな・・・」
「父さん?父さんが何か言ってたの?」
家族ぐるみの付き合いで、ツナの家とコロネロの家はとても仲が良いのだが、コロネロの煮え切らない返答にツナは首を傾げた、その時だった。
電車が急ブレーキを掛けたのか、電車が揺れるとコロネロがドアについた腕を素早くツナに回し、抱き締めるように電車内で起きた雪崩からツナを庇った。
が、ツナは少々ドアに押し付けられ、矢張りグエっと妙な声を出した。
「悪い、大丈夫か?」
「う、うん!ビックリした~・・・コロネロは大丈夫?」
「ああ、だが身動きが取れん」
暫くして電車内の人達は各々体制を整えたが、先程、コロネロが腕を突っぱねて作っていたスペースを再度作る事は困難な状態になってしまった。
混雑していては仕方が無いので、依然コロネロの腕の中に収まり、ジッとしていたツナは気が付いた。
胸に抱いていた筈の鞄を先程の騒動の時に足元に落としてしまった事に。
慌ててモゾモゾと手を動かして鞄を拾い上げようとしたツナにコロネロが慌てた声を出した。
「ちょ、お前何してんだっ」
「ん、鞄落としちゃったんだよね、すぐ拾うから」
向かい合う形できつく抱き締められ、コロネロの逞しい胸元に顔を埋めたままで足元も見れないツナは、しゃがもうとしたが背に固いドアがあるせいで、それすらも叶わない事をすぐに悟った。
ならば、と、まず足で足元を探り鞄の位置を調べた。
次いで腕を足元へと伸ばそうとしたツナだったが、どう考えても自分の短い腕が足元まで届きそうにないので、コロネロに鞄が取れないか、と聞いてみた。
「・・・無理だな、駅まで諦めろ」
「でも、どこか遠くに蹴られたりしちゃわないかな?」
お財布も入ってるのに、と小さく項垂れながら、やっぱり腕、届かないかな、と手をモゾモゾさせたツナにコロネロは真っ赤になった。
「あ、・・・?なんだこれ?」
手に当たった奇妙な感触にツナは小首を傾げ、そして次にその不思議な物体をギュッと握った。
それは先程よりも固さ、そして質量が増しているようで、ツナはコレ、何?と素っ頓狂な事をコロネロに訊ねる。
「・・・お前が悪いんだぞコラ・・・」
真っ赤になりながら、チッと舌打ちして手を離せと言ったコロネロにツナは漸く理解する。
「え?・・・え、ちょ、これっ・・・!?」
「大声出すんじゃねえっ。お前が触るから・・・」
ツナが触ってしまったのはコロネロの大事な部分で、最初こそ手が其処の近くを掠めただけだったのでコロネロは安心していたのだが、ツナが何を思ったか思いっきり触ってきたので熱が集まってしまったのだ。
「ご、ごめんっ!」
男の生理現象をなんとなくではあるが、理解はしているツナは慌てて手を引っ込めたが、自分の身体とコロネロの身体の間に滑り込ませて居た手を上に上げた時、ツナの手が自身の制服のスカートの裾を捲くり上げてしまった事に気付き、慌てた。
「あ、ちょ・・・!」
慌ててスカートの裾を直そうと手をもう一度下に動かそうとしたが、先程コロネロにしてしまった粗相を思い出し、ツナは躊躇った。
「ごめ、あの・・・スカート捲くれちゃったから直してくれるかな・・・?」
コロネロは小さく頷くとツナの背中に回していた腕を尻の方に移動させ、スカートの後ろ部分を引っ張って直してやろうとしたが、その際に電車が揺れ、ツナの臀部やんわり触ってしまった。
「す、すまんっ・・・!」
大丈夫、とそれでも少し恥ずかしそうに俯いたツナに、コロネロは安堵の息を吐き、そして再びスカートを弄って何とか捲くれ上がったスカートを直そうとしたのだが、どれだけスカートを下に引っ張ろうが、何をしても前側の捲くれを直す事が出来なかったので自分で直してくれ、とコロネロは音を上げた。
「う、うん・・・じゃあ・・・」
触っちゃったらゴメン、と謝りながらモゾモゾと手を動かし、スカートの裾を直すツナの腕の動きが、収まりかけた熱を再び上げていくのをコロネロは感じた。
「・・・ツナ・・・悪い・・・」
それだけを言うと、コロネロは決心したようにツナの尻を触った。
「え、ちょっ!」
「回りに聞こえる、声出すなコラ・・・」
ツナの耳元でボソボソと喋るコロネロの欲に濡れた声は、生まれて十六年一緒に過ごしてきたツナは一度として聞いたことの無い声で、ツナは驚いた反面、その言葉の意味を理解して慌てて口を閉じた。
その間にコロネロの手はツナの小さな尻をグニグニと揉み、ツナが気が付いた時にはその手がスカートの中に入り込み、下着の薄布一枚隔てた状態で尻を触られていた。
「どこもかしこもちいせえな・・・」

そう呟いたコロネロの指が下着の上から、なぞる様に、まだ誰も触れた事のない秘部に触れた。
ツナは何故急にコロネロがそんな事をするのか、兄の様に慕ってきたコロネロが欲をぎらつかせて己の身体を弄る状況になってしまったのか思考が追いつかず、ただ泣かないように、声を出さないようにコロネロの胸に顔を押し付けるしか出来ないで居た。
割れ目をなぞる様にゆっくりと動く指が、時折窪み部分を指先で軽く引っ掻く。
ビクリと身体を震えさせたツナに、コロネロは満足そうに笑み、そして下着を掻い潜り直接秘部に触れた。
クチュリと水音がした気がしたツナは、恥ずかしさに耳まで真っ赤になる。
赤くなった耳にコロネロが囁く。
「指、入れてみて良いか・・・?」
湿り気を借りて指が膣口を弄り、時折敏感な肉芽を濡れた指が弾くとツナは漏れそうになる声を必死に堪えた。
小さく頭を振ったが、それでもコロネロの手の侵入は止まらずツナはどうして、と問いたくてコロネロを見上げた。
「ツナが悪い・・・俺は今まで我慢してたんだぞコラ・・・」
ペロリと自身の唇を舐め、楽しそうに笑うコロネロにツナは何で、どうしてと再び尋ねる。
「・・・親父さん・・・家光さんは俺がお前にこーゆー事をしてえって思ってるのに気付いててよ、ツナが大人になるまでは待てって言われてたんだ・・・」
コロネロの楽しそうな掠れた声と、吐息がツナの耳に入り込む。
それと同時にコロネロの指が一本、ツナの膣に挿入された。
「いてえか・・・?」
そう問いながらも指がグネグネと蠢き、奥へ奥へと侵入する。
初めての快感に膝が笑い、コロネロに寄り掛かるように必死に声が出るのを堪えているツナに、コロネロはさっきみたいに俺のも触ってくれないか、と囁いた。
身体が密着している所為で、コロネロの高ぶりに気付いていながらも敢えて気付かない振りをしていたツナはヤダ、と頭を振った。
「ツナ・・・俺の事嫌いか・・・?」
そんな事聞くのはズルイ、ツナは声には出せなかったが目で訴えた。
コロネロは兄の様な存在であったと同時に、ずっと一緒にいるのが当たり前の存在で、コロネロ以外を求めた事の無かったツナにとって他の男性に全く興味を持てなかったのは当然の事。
ツナの初恋の相手、そして進行形で恋をしている相手は紛れも無く今、目の前に居る人物なのだが、その事にツナは今の今まで気付いていなかった。
嫌いじゃ無い、とその意思を込めてコロネロの高ぶりに手を伸ばしたツナにコロネロは息を飲んだ。
「・・・ッツナ・・・!」
艶を含んだ自身を呼ぶ声にツナは嬉しくなり、固くなったそれを撫で擦った。
その間にツナの膣内に収まる指は二本に増え、ツナを高みへと追い上げる。
「すげえ締め付けだな・・・」
きつく締め付ける中を指で引っ掻き回し、時に旋回させるとツナの身体が小さく痙攣し、力が抜けた。
指を引き抜き、ずらしていた下着を元に整えて解放してやるとツナはとろりと潤んだ瞳でコロネロを見ていた。
すぐにでも裸にして、己の猛りを突き立てたいと思わずにはいられないが此処は電車の中で、近くに立っている数人は二人の行為に気付いていたかもしれない。
小さく咳払いを一つして、熱を無理矢理押さえ込んだコロネロは変わらずツナの身体を支え続けた。

「・・・コロネロ・・・コロネロは俺の事、嫌い・・・?」
「嫌いな訳あるか、俺はずっとお前が大きくなるのを待ってたんだ。・・・お前が言ったからこうやって会社にも通ってるし・・・。」
「え・・・?」
コロネロが高校生の時、ツナはまだ小学生だった。
進路を悩みだす、その時期にコロネロはツナ訪ねた。
『大きくなったら何になりたいんだコラ』
そう訊ねたコロネロに、小学校高学年だというのにとても餓鬼臭い夢をツナは口にした。
『普通の家のお嫁さん』
だって、お父さんは普段あまり家に居ないし、いつも一緒に居てくれる人のお嫁さんになりたい、と言ったツナの一言で、普通の学校に通い、普通の会社員になって、普通の家族を持とうとコロネロは決心したのだ。
コロネロもこの時、自分がツナに恋愛感情を抱いているとは夢にも思わなかったが、手間の掛かる年下の幼馴染の面倒を見るのは自分しか居ないと思い込んでいたのだから、コロネロの初恋も、またツナ相手なのかもしれない。
そしてツナの為にと勉強に精を出し、大学まで出て、休みも多く、在宅勤務も出来る企業に勤めたのは全てツナの為だったのだ。
しかし、そんなヤンチャだったコロネロの劇的変化をツナの父親、家光はすぐに感付き、『ツナが大人になるまでは絶対手出しするな』と約束させられ、それは言うなればツナが大人になれば自分にツナをくれると約束したような物だったので、コロネロはツナが大人になるまで待とうと頑張っていた。
会えば欲が出る、その為にツナにあまり会わないようにしていたのだが、偶然遭遇した今日のこのラッシュと言う美味しいシチェーションに、忍耐のある流石のコロネロも我慢出来ず手を出してしまった。
「・・・まあ手を出したら手を出したらで責任取るって言えば親父さんは納得するかな・・・」
話の途中に電車が止まり、人が次々とドアから流れるように出て行く。
ツナの目的地もこの駅、コロネロは鞄をさっと拾い上げ、ツナに持たせるとホラ、行けと背中を押した。
でも、きちんと答えが聞けていないし、と不安そうに振り返るツナにコロネロは安心させるように言った。
「夜、家に行くから、心配しないで待ってろコラ」
コロネロの声はツナに届き、ツナは微笑んで手を振り、学校に向かった。








が、ツナの後姿を見てコロネロは慌てて閉まりかけたドアをこじ開けて電車を降りた。
「ツナ!ちょ、待て!こっち来いコラ!」
「あれ?コロネロ3駅向こうなんじゃないの?」
「うるせえ!ホラ、早く来い!!」
走るコロネロに引き摺られるように駅を出て、近くの公園に連れ込まれたツナは何、何、と不安そうにコロネロを見た。
コロネロはポケットからティッシュとハンカチを出して、トイレに行って拭いて来い、とツナにそれらを渡した。
「え・・・?」
「その、お前がそんな濡れやすいとは思わなくてよ・・・」
コロネロの視線の先はツナの、短いスカートから伸びる細い太腿で、その内股から膝までナメクジが這ったような跡が残っていた。
つまりは電車内で弄られ、溢れた愛液が伝い落ちた跡なのだが・・・ツナは真っ赤になり、コロネロからティッシュを奪い取るとトイレに駆け込んだその後姿を見て、コロネロは呟いた。
「・・・学校、サボらせたら不味いか、やっぱり・・・」
どうせならこのままホテルにでもしけ込んで、ツナの全てを頂いてしまいたいのだが、ツナの父親にそれが知れたらツナに会わせてくれなくなるだろう。
「・・・明日も電車通勤するかな・・・」


コロネロとツナの初恋成就まで、あと少し。

 
PR
<<< PREV  → HOME ←   NEXT >>>
 更新履歴
02/22 [ Other ] OFF活動
12/27 [ Other ] OFF活動
12/27 [ Other ] OFF活動
M E N U