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  • 2024/05/06/02:53

イタリアの結婚

イタリアでは、カトリックの影響が強い為か、結婚・離婚には面倒な手続きが必要なようです。
結婚は18歳以上であれば親の同意がなくても結婚できるとのこと。

イタリアの結婚には二種類あり、教会できちんと伝統的な式を挙げる「宗教婚」。役所で簡略な式を挙げる「民事婚」が有ります。
が、双方ともに「結婚式」と言う儀式を行わないと、結婚は認められない仕組みになってます。


まずは、大体のイタリア人が選択する「宗教婚」の説明から。

「宗教婚」は、その名のとおり教会で結婚を認めてもらう事。
まず、教会に結婚式の予約をし、役所に何月何日に結婚式を行います、という届け出を提出。その際には、イタリアには戸籍謄本が存在しないので、出生証明書・居住証明書・独身証明書が必要である(これらの書類を受け取るにも、何回も役所の窓口に並ばなければいけないので、けっこう大変との事)。
その次に、教会が行う「結婚準備講座」というのを婚約者二人で必ず受講する。
通常、週1回1時間ずつ、3カ月に渡って行われる。
神父や牧師による、結婚についての説教。既婚者の体験談や、果ては心理学者や性科学者によるカウンセリングのようなものまで有るそうです(聖職者の皆さんは、何故かセックスの話にはやたら詳しかったりするそう)。
この講座を修了すると、2人が結婚式を挙げることを教会が初めて認め、何月何日に誰と誰が結婚式を行います、という公示を張り出す。この公示は誰でも自由に見ることができ、誰かが結婚に異議がある場合でも、それを申し立てる権利があるからとの事。
よく教会での式の場合に「この結婚に異議の有る者は・・・」と聞かれるのは、この風習の名残。
こういった仕組みが残っているので、イタリアでは「極秘結婚」はまず不可能です。
この一連を経て、結婚式を行い役所からも自動的に民事的な結婚と認められ、晴れて夫婦と認められる。

教会での結婚式は公開されてるので遭遇してしまった場合、観光客でも一緒に祝う事は可能。

 

次は、最近増えつつある「民事婚」の説明。

こちらの場合は教会には行かずに、前記と同じように役所に届け出をします。民事婚の場合は、この時点で役所に式の予約をし、届け出を受理すると、掲示板に公示を張り出す。
そして式当日は、新郎・新婦それぞれの証人(通常は親しい友人)の立会いの下、役所で紫色のたすきか何かを身につけた正装の担当者が、役所の帳簿に記載することを宣告し、結婚式が終了します。
まあ大体の場合がこの後、披露宴を盛大に行うようです。

民事婚の場合は結婚式を挙げているのですが、教会はその結婚に携わってない為、教会として結婚しているとは認知しないそうです。

 


国際結婚の場合、更に面倒な手続きが結婚式の前後に必要になりますが、ここでは割愛。





披露宴は、それ用の会場が無いためレストランでのお食事会、田舎ではお祭り騒ぎ。メニューは土地それぞれのお祝いメニューが並ぶ事が多いとの事。
因みにウェディング・ケーキは大きい平らな形状で、上に新郎新婦の名前等が入った飾り付けの物。

日本とは違う点は、結婚の贈り物を「リスタ・ノッツェ」と言う、事前に欲しい品物のリストを親戚・友人に配り、彼らはその中から贈るものを選んで買う、という仕組み。無論、リスト以外の品を自分で選んで贈ることも可能。
このリストは、婚約者同士が自分達で店を選び、店と相談しながら作るとの事。
食器・調理器具等の店、電器店、寝具、生活雑貨店等の中から通常はひとつ、多くても二つ、これら全部を扱う大きな店は大都市にしかないので、通常はどれかを選択する。
贈る人が選べるようにピンからキリまでの値段の品物を選ぶ。

 

 

シチリア島のパレルモでは、9月は1年中で一番結婚式の多い季節だそうです。イタリア全体かどうかは不明(調べ不足;)。

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