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沈黙の掟(オルメタ)
「沈黙の掟」とは「血の掟」や「オルメタの掟」とも言われる、シチリアのマフィアにおける約定である。
俗にマフィアの十戒とも呼ばれる。
シチリアのマフィアのメンバーは、メンバーになるときこれを誓約する。また、この掟はメンバー内に限らず一般住民にも求められるようである。
以下は「沈黙の掟」条文である。
本来こうした条文はオルメタに守られ一般に流出する事は無いが、コーサ・ノストラのメンバーが検挙された際に判明した。
シチリア・マフィアの条約でない事や判明してから年月が経っている為、差異があるだろうが、大まかな所は同じと思われる。
因みに、マフィアでは愛人は良いが離婚は忌むべき事らしい。
―沈黙の掟―
第一条
第三者が同席する場合を除いて、1人で他組織のメンバーと会ってはいけない。
第二条
ファミリーの仲間の妻を見てはいけない。
第三条
警察関係者と交友関係を築いてはいけない。
第四条
バーや社交クラブに入り浸ってはいけない。
第五条
コーサ・ノストラにはどんな時でも働けるよう準備をしておかなくてはならない。それが妻が出産している時であっても、ファミリーのためには働かなければならない。
第六条
約束は絶対的に遵守しなければならない。
第七条
妻を尊重しなければならない。
第八条
何かを知るために呼ばれたときは、必ず真実を語らなくてはならない。
第九条
ファミリーの仲間、およびその家族の金を横取りしてはならない。
第十条
警察、軍関係の親戚が近くにいる者、ファミリーに対して感情的に背信を抱く者、素行の極端に悪い者、道徳心を持てない者は、兄弟の契りを交わせないものとする。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』