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女性向き(BL等)、腐女子向け。『家庭教師ヒットマンREBORN!』の二次創作が中心です。

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  • 2024/05/19/04:35

appetito・・・!

綱吉、彼といつから関係が有るかなんて聞かない。
だとえ、どんな相手と付き合ってようが、君の価値が下がるわけじゃない。
出きる事なら僕が、その相手になりたかったけどね。
どんな相手だろうが、君が幸せならそれで良いよ。
辛い思いをしたならいつでもおいで。そして、大事に大事に慰めてあげる。
でもね。その男だけは止めてよね。
ま、心配しなくても、その内僕が噛み殺すけど。

 

appetito・・・!(いただきま・・・!)

 
 

綱吉が骸を相手に選んだのは、特に意味があった訳ではない。
イタリアに着てから、東洋人であると言うだけでその手の誘いは色んな相手から受けてはいた。リボーンはその事も有ったから、男同士の性行為を教える為もあって、綱吉を抱いてくれていたのだろう。

そんな綱吉であるから、性技を磨く為の相手など選り取り見取り、選びたい放題であった。もっとも、既にリボーンの手練手管を注ぎ込まれてきた綱吉は、教えを請うまでもないのだが。

だが、繰り返すが綱吉はノーマルのだ。
同じ男の裸を見て興奮できる性癖ではない。
むしろ想像だけで、吐き気がこみ上げる。
実際、しつこく誘ってきた相手に向かって、その日摂取したもの全てを吐き出した覚えがある。(因みにそのファミリーは、翌日には壊滅していた)

そうであるからして、今まで誘ってきた相手とホニャララするのは無理である。誘ってきた相手も、大半がほとんど壊滅しているので心当たりが有るのは数人だが、想像しただけで気分が悪くなった。
基本的にマフィアのボスと言うものは、ご年配が多い。
中には自己鍛錬を怠らずに、渋く格好が良いボスもいる事は居るのだが、大体が貫禄のついた方々が多い。因みに、貫禄はお腹の大きさであったりもする。
そんな年配のお腹の出たしまりの無い顔つきの相手となんて想像もしたくないだろう。

それに、大ボンゴレに言い寄るような命知らずな人物は、新大陸や新興勢力等のあまり親しくない相手だ。渡伊して来て直ぐの頃とは違い、同盟ファミリーやイタリア系のマフィアはドン・ボンゴレ十代目の実力を嫌と言うほど知っているため、間違っても誘いなどかけて来ない。
そんな親しくない相手など、遊びで身体を重ねられるほど擦れてない綱吉には無理であった。


それならばと、申し訳ないが身近な人間で想像してみた。

まずは右腕として常に側にいてくれる獄寺隼人。
彼ならば、自分のどんな我侭でも叶えてくれるだろう。
だが、獄寺君はアンダーボスとして忙しい身の上だ。自分の我侭で彼の貴重な時間を潰すわけにはいかない。そして、断れない相手に頼むのは卑怯だと思ったのだ。
・・・実際、獄寺隼人がこの考えを聞いていたら、涙を飲んで悔しがっただろうが。

次に、左腕として親友として支えてくれている山本。
だが、彼は生粋のド・ノーマルである。イタリアに来た当初、日本人と言うだけで誘ってきた相手を刀の錆としていたのを知っている。
却下だろう。
・・・山本が、この考えを聞いていたら協力は惜しまなかっただろうが。

それ以外の身近な人間、雲雀恭弥は言った瞬間に噛み殺されるだろうし、笹川了平は京子ちゃんに申し訳なくて考える事も出来ない。ランボにいたっては、いたいけな子供にそんな事は頼めないと言う考えがあるため却下であった。

そんな身近な人間の中で、唯一申し入れられそうな相手が六道骸だった。

何せ今でもあのパイナップル頭を継続して、ワイシャツにネクタイと言う変な組み合わせを着こなす相手なのだ。綱吉の中で、骸=変わった奴=変態と変換されていた。
変態なら問題は無いだろう。
また、性格上そうは見えないのだが、一応骸は美形の部類に入る。実際女性に困った事など無いだろう。ならば、性行為もお手の物だろうと思ったのだ。
それに、骸にはクロームの事やで溜りにたまったボンゴレへの恩が有るのだ。これぐらいして貰っても良いじゃないか。
そんな訳で、綱吉は“脱・マグロ”の練習相手に六道骸を選んだのだ。
そんな綱吉の考えも知らずに、六道骸は上機嫌に聞き返す。

「ようやく、僕の魅力が解かるようになったのですね。良いでしょう、たっぷり足腰が抜けるほど愛してあげましょう」

つい昨日まで綱吉に夢を見ていた骸だったが、誘いをかけられた時点でそんなものはドブに捨てた。
目の前で、綱吉が自分を誘っている。こんな機会を逃す手は無い。
もっとも、そんな骸の意気込みとは反対に、綱吉は平坦だった。

「骸の魅力はずいぶんと前から知ってるよ。酢豚に入ってるとウザイけど、デザートで食べるには美味しいところだろ?取りあえず一回シてみてくれれば良いから。良いか悪いか感想聞かせてくれるだけで」

何気に酷い言われようだったが、骸は全く気にしなかった。

「遠慮なしなくても、素直に僕を好きになったといえば良いんです。素直じゃないんですから、綱吉君は」

さあ、と両手を広げ綱吉を抱こうとするが、綱吉は動かない。
それにも骸は気にせずに、今度は強引に綱吉の腰を抱くと隣室の綱吉の寝室に促す。

「・・・お前相手に今更遠慮しないよ。ヴィンデチェの事とかでボンゴレはお前に嫌と言うほど恩売ってんだから。好きと言うよりも、お前が居ないとクロームが悲しむからなぁ。あ、クロームに悪いかな」

見事に会話が噛合ってない。いないが、突っ込み不在のため可笑しな会話は継続されていく。因みに、獄寺は最初の綱吉の発言の直後、奇声を発してどこかへと走り去ってしまった。

その噛合わない会話が継続される中、あれよあれよという間に骸に剥かれていた綱吉だったが、ベットに押倒されたところで打ち切りとなった。

「何してやがる」

寝室のドアを蹴破り、真っ黒なオーラを身にまとったリボーンが登場したからである。

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因みに、雲雀さんは風紀委員会一同作成の「僕と君(綱吉)のメモリアル」部屋に閉じこもってたりします。
・・・雲雀さん好きの方ごめんなさい・・・!!穐吉も雲雀さん大好きなんです(どの口が言う)!!

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