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女性向き(BL等)、腐女子向け。『家庭教師ヒットマンREBORN!』の二次創作が中心です。

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  • 2024/05/19/12:22

走馬灯という名の現実逃避

15年後 リボ→ツナ

うん。結構な勘違いリボーンと言うかキーボと言うか。
「豚足三人前」の杉本さんとのセクハラリボの交換品。

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リボーンが俺の家庭教師になって15年が過ぎた。
その間、色々な事があった。
マフィア監獄の脱走者を倒したりそいつが自分の守護者になったり、ボンゴレの後継者争いに巻き込まれたり、10年後に飛んで未来を(つまり今現在の事だが)を変えたり。
本当にいろんな事があった。
その間、リボーンのしごきや他に師事してくれた凶悪な教師等によりダメツナからは脱却したが、そのせいか(と言うかその為にだが)今はイタリアンマフィアのボスなんて職業に就いちゃってる。
嘘だろうと思いたいが、事実なものはしょうがない。

10年前の出来事からある程度覚悟はしていたが、いざとなると衝撃は大きい。
これでも、対策は練ったんだぞ?
未来が解かっていれば、少しは逃れる術が見つかるかもしれないと、リボーンに鍛えられた脳みそをフル回転させて逃げ回った。リング戦で対立したザンザスにまで頼み込んで策を弄したというのに、結局俺はボンゴレ・ボスなんてもんになってる。
自分でも途中まではイイセン行ってたと思う。だが、最後の最後で崩れてしまった。
他ならぬザンザスの裏切りで。
最初は乗り気だったくせに、途中からなんか様子が変だと思ってたんだよな。
そうしたらアレだ。
あっさりと簀巻きにされて、就任式のボスの席に座らされていた。
マフィア史の中でも、簀巻きにされて就任式を受けたのは俺が初めてだという。もちろん、後にも無いだろう。
そんなこんなでマフィアのボスなんてものになってしまった。

初めは嫌々だったが、始めてみると案外ボスなんてものも悪くない。
かあさんの手料理とまではいかないがご飯はおいしいし、仕事もおもに名前を書く書類仕事ぐらいで当初想像してた血生臭さはまったく無かった。
月に一度の、ボンゴレ出資の孤児院をのぞきに行くのなんて楽しみなぐらいだ。どうも俺は子供好きらしい。中学の頃から家に子供がいっぱいいたからかな?
あ、あと獄寺君はいつも側にいてくれるし、山本はメジャーリーガーになりながらも時々遊びに来たり此方の仕事を手伝ってくれたりしてくれる。
京子ちゃんのお兄さんも楽しそうに拳を振るっているし、恐怖の風紀委員長様の雲雀さんも元気に群れを噛み殺している。(この二人は何だか物騒だって?気のせいだよ)
ランボはランボで相変わらずリボーンに返り討ちにされて、俺の元に泣きに来てる。無駄にでかくなったランボに抱きつかれるのは多少、いやかなりウザイけどランボだから仕方ない。
パーティーや社交界は少々かったるいが、大ボンゴレと言う事で二回に一回は代理を立てて寄越しても文句は言われない。
休日は系列のゲーム会社の試作品を試しに遊びまくれるし(そのおかげで業績上がったんだぞ?)、休みの予定は勝手に決めても文句は言われない。なにせ俺がボスなんだから。
そんなこんなで意外とマフィアのボス業は順調だ。


予想外だったのは自分の身長の伸び具合と、リボーンの成長の速度だ。

親父が長身の筋肉質だった為、かなり期待していたのにも関わらず俺の身長は中学時から10cmしか伸びなかった。過去に10年後の山本に言われた「もう少しでかくなった」と言う言葉を思い出して、本当に少ししかでかくならなかった・・・!!と嘆いたのものだ。
しかも親父と違って筋肉の付きにくい体質だったらしいく、イクス・グローブの扱いやリボーンの鬼のような特訓に耐えたと言うのに薄っすらとしか俺の筋肉は付かなかった。身長が低いのに筋肉も無いだなんて男としては情けない。
イタリアの地に居ると、今でもティーンに間違われるのは泣けてくる。
・・・もう俺、27歳なんだよ?なんで10才以上も下に間違われなきゃならないんだ!!

そんな俺に対してリボーンはすくすく成長してくれた。
まん丸なお目目は切れ長なそれに。手足はすらりと伸びて背も高くなった。(この間なんてついに俺の身長を抜きやがった!!)
身長があるため細身に見えるが、その服の下に隠された体躯はしっかりと筋肉がいている事を知っている。顔なんてちっちゃい頃の面影が無いほどにきれいになり、外を歩けば十人中十人が振り返る有様だ。(しかも男女関係無く!)
嫉妬するのも面倒な美青年。出来れば隣を歩きたくは無い。
だが、その美青年は俺の元・家庭教師で現・俺専属(らしい、気が付いたらそういうことになっていた)ヒットマンであるからして側に居ない訳にはいかない。
幸いなのは、その美貌の為愛人の数も半端でないらしく、しょっちゅう色んな相手に呼び出され、最近はたまにしか側に居ない事だ。
愛人様万歳!
今日も今日とて朝早くに呼び出されて出て行った。
何でそんなこと知ってるかって?同じ部屋に寝てるからだよ。
流石に同じベットでは寝てないが、それ以外は大概一緒だ。俺もいい年だし恥ずかしいからと再三断ったにも関わらず、あいつは無防備になる時こそ警戒が必要なんだと言って未だに一人で風呂にも入らせてくれない。おかげで俺はリボーンのナニのサイズまで知っちゃってたりするのだ。そんなもん知りたくなかったけどね!!
トイレは一人で行かせてくれるが、休憩の時は常に俺の左側の席をキープしているし休日も何をするでもなく俺の隣で勝手にくつろいでいる。
愛人さんの呼び出しで出かけない限り俺の側を離れる事は無い。
彼女達が居て本当に良かった。

俺もこんな歳だし、マフィアのボスなんだし愛人さんの一人や二人・・・いや、こ、恋人なんて欲しいと思うこともあるけど、超絶美形が常に側に居るんだ。長続きするはずが無く、すぐに振られてしまう。
たまにこの人なら・・・!と思った女性もいつの間にかリボーンの愛人さんになってたりしてうまくいかない。
しまいにゃゲームや美味しい物でも食べてだらだらしていた方が性に合ってると諦めた。
今日も今日とて休日だというのに、取り寄せた日本先行販売の新作ゲームとポテトチップスに夢中になっていた。
リボーンが上機嫌で帰ってくるまでは。


美形というものは何をしていても様になるものだと、リボーンと居てつくづく思う。
あまり表情を見せないリボーンだが、15年も側に居た俺には些細な表情の変化も解かる様になっていた。これまで色んなリボーンの表情を見てきた俺だけど、今日の顔は特に輝いていた。
うっとりと目を細め、唇は愛おしげに弧を描く。こんな艶やかな表情は今までどんな美女相手にも見たことは無かった。
なんか良い事でも有ったのかなーと暢気に思う。
リボーンの機嫌が良いのは喜ばしい事(俺への被害が減る)だが、そんなことよりスースーするお腹の方が気になっていた。
さっきから冷たいものが腹や胸をさまよっているのだ。
なんだこれと思い切ってその根源を辿って見る。
「・・・・・・・・・リボーンさん」
「なんだツナ?」
さも不思議そうに返される。その瞳は相変わらずキラキラしたままだ。
場所はいつの間にかベットの上。着ていたシャツは既にはだけられ、ズボンのベルトも外れかけていた。腹の上にはリボーンの腕がのせられてる。
・・・そう言えば、リボーンが帰って来た時に何か衝撃的な事を言われた気がする。頭の奥で警戒音が響くが思い出さないことにはこの状況が飲み込めないだろう。
ビービー!!最大級の警戒音。や、やっぱり思い出すな自分!
そんな想いもリボーンの言葉でむなしく散る。

「言っただろう?さっきの相手で愛人とは全て切れた。これでお前と愛し合うのになんら障害は無い」

ああ、そうだった。
それで俺はリボーンにベットに押し倒されたんだ。
さっきまで現実逃避に成功していたというのに、なんてこった!!
このところ愛人さんの所をせわしなく行き来していたのは別れ話をしていた為。
愛人さんが居なくなったイコール二人っきりの時間が増えてしまう。
またリボーンの中では、愛人さんが居なくなるイコール俺と愛・・・付き合うに変換されてるらしい。
何がどうしてこうなった。
今まではまったく、何の前兆も無かった。
多少視線が痛かったり、やたらとスキンシップが増えてきたなと思ったがそれだけだった。リボーンのすることだとほおっておいたのが悪かったのか!?
第一、美人ぞろいの愛人さん達を振っておいて俺っておかしいだろう。
何、トチ狂ってるんだリボーン!!とっとと目を覚ませ、と言いたいがガシッと頬を掴まれ唇を寄せられる。

ギャァァ―――――――――!!!!

しっかりネッチョリ舌まで入れられた後おもいっきり口の中まで嘗め回され、ようやく開放されるとリボーンに特上の甘い声で囁かれる。

「愛してるぞ、ツナ」

頼む。
誰か俺の目を覚まさせてくれ。もしくはリボーンの!!
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

・・・こんなんで良いですか?杉本さん;;。
良かったら貰ってやってください!!

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