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女性向き(BL等)、腐女子向け。『家庭教師ヒットマンREBORN!』の二次創作が中心です。

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  • 2024/05/19/03:35

甘いものは好きだが、限度がある

10年後。

甘いものっておいしいけど、甘い物好きの人はほんとに限度無いですよねって話。

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子供の頃から甘いものは好きだった。
お菓子の新製品は欠かさずにチェックしてたし、炭酸飲料も好んで飲んでいた。
年を取るにつれ昔の様に常に甘い菓子類を口にする、といった機会は減ったが代わりに食後や休憩時のケーキやジェラートは欠かせなくなっていた。
いかにイタリアと言えども、一般男性以上に甘いものをとっている自覚はある。
それぐらい、綱吉は甘いものを好んでいた。
甘いものならば、いくらでも食べれると思っていたのだが、何事にも限度と言うものが存在した。


目の前には、ズラリと並べられたドルチェの山。ケーキやタルト、ティラミスにスフォリアテッラ。もちろんパンナコッタやジェラートもある。
その向こう側にはにこやかな笑みを浮かべる本日の会談相手のボス。
今日は重要な商談をまとめる為の会談であった。
業界でも特に気難しいと言われる彼との話をまとめられれば、これからの他の仕事もやりやすくなる。その為しっかりと下準備をして会談に挑んだと言うのに、挨拶を交わした後すぐに通されたこの部屋ではケーキをひたすら食べていた。
会話もしては居るのだが、主にドルチェに関しての内容ばかりだ。どの店の何が美味しいやら、パティシエが変わって味が落ちたやら。その辺りの話は、綱吉も付き合えないことはないのだが、いい加減じれてくる。今日は会談に来たはずなのだ。
少しの潤滑剤として話すのは良いが、始終そんな話しばかりだと何のために来たのがかわからなくなる。
気難しいと聞いていた会談相手は、今もにこやかに甘いものの話題を話している。

目の前の相手から視線を外し、ケーキに目を戻すと気分が悪くなった。
注がれたエスプレッソを一口飲む。
流石に気持ち悪くなってきたのだ。本日、既に二十個ほどのドルチェを消費していた。

普段ならここで、年若く童顔の、ジャポーネの新米ボスをからかっての嫌がらせかと勘繰るところだが、相手の顔にはそういった負の感情は一切感じられ無い。ドルチェも俺と同じだけの数を消費していた。いや、今は二十四個目のドルチェに差し掛かり、俺にもどうぞと勧めてくる。
今回の会談相手は、ボンゴレにとっても重要な相手なため俺も我慢して相手をして居たがもう限界だ。


甘いものは好きだ。だが限度が限度があるだろ!!




翌々話を聞くと、彼はかなりの甘いもの好きだったが、今まで付き合ってくれる相手が居なかった。しかし、新たにボンゴレ十代目となった年若いボスは、幼い顔立ちをしていて甘いものを好むと聞きつけ、更には元来子供好きであるために張り切ってしまい、あの様な状態になったと言うことらしい。
確かに綱吉は甘いものは好きだ。
だが、流石に彼には付き合えない。
そのため同じく、甘いもの魔神のハルを彼に紹介した。
今では二人は仲の良い、甘味仲間となっているらしい。


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流石に付き合えなかったツナ。
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